2013年4月7日日曜日

重い想い

今日の草津温泉らくごに、上品な老夫婦が来て下さった。

旦那様いわく「もう夫婦だけで旅行することはなかなか出来ない、もしかしたら最後になるかもしれない。それに実は今日は女房の誕生日なんです。二人の思い出の日です。A太郎さん、是非とも笑わせて下さい。」

いやいや重い、あまりに重い。
おしっこちびりながら頑張りましたよ。

奥様が笑っているかと思えば、旦那様が寝ている。
はたまた、旦那様が笑っているかと思えば、奥様が寝ている。

その繰り返しだったが、終わってからお二人に「いい夢見たよ」と言って頂く。

どっちの意味だったのか。

充実感いっぱいで、部屋に戻ると雨漏りが。

江戸の長屋だと当たり前だろな。
こういうこと込みで江戸時代は良かったと言わないといけないですね。

以前楽屋で八十代のある師匠が「昔に比べ今は色々便利だから、いい時代だ。」とおっしゃっていた。

なるほど。