2011年6月8日水曜日

ありがとうございます

昨日は、何かと慌ただしい一日。
しかも、一日中着物で移動。
落語家のくせに、着物で外を歩くのは、やっぱり疲れる。
周りの視線も痛いので、今日一日は、浮き世離れした作家の程でいようと決める。

まず、お昼には、ドラマにもなった『ホタルノヒカリ』の漫画家、ひうらさとる先生にインタビューさせて頂く。
ひうら先生は、現在『メゾンde長屋さん』という、古典落語をテーマにした漫画をお描きになっているので、そのことについてお話を伺った。

漫画好きで、絵を描く才能と物語を作る才能があれば漫画家になりたいと思っていた僕が、売れっ子の漫画家の方の、しかもご自宅にお邪魔するという、緊張以外の何ものでもない設定だ。

お忙しい中、気さくにお話させて頂いた、ひうら先生ありがとうございました。

このインタビューの詳しい様子は、今月28日の落語会『ラフ!』にて放送します。
会場に来て頂いたお客様の中から5名様に、ひうら先生のサイン入り単行本をプレゼントしますので、それを目当てに是非お越し下さい。
また、Ustream中継もやっていますので、遠方の方も是非ご覧になってください。

インタビューが無事終わると、風邪を引き36度5分の高熱が出た鯉八くんの代演で、浅草演芸ホールに向かう。

元気いっぱいの明るい高座を終え、今度は、森下文化センターでの桃之助兄さんと夏丸兄さんの会に向かう。

桃之助兄さんに、どうして着物で移動してるのかと聞かれたので、実は最近着物で生活していますと、嘘をついてしまいすいませんでした。

師匠の前で稽古をするような楽しい雰囲気の中、『井戸の茶碗』を演る。
その途中、お客様に申し訳ないが、話を間違えてしまった。
井戸の茶碗が、真っ二つに割れてしまったので、それを再び張り合わせる接着剤を探すという話になってしまい、すいませんでした。

会が終わり、軽く反省会。
桃之助兄さんが、話を間違えたときの対処法を語る。
あえて、そのように言って頂きありがたかったが、使う日が来ないことを願う。

お店に、「本日お誕生日をお迎えの方は、スタッフまでお声掛け下さい」という、貼り紙があった。

恥ずかしかったが、せっかくなので、今日が誕生日だと店長に言うと、しばらくしてアイスクリームの上にビスケットを乗せた、とても甘いものを持ってきてくれた。

店長と桃之助兄さんが、ハッピーバースデーを歌ってくれる。店長に笑顔はない。兄さんが他のお客さんもどうぞと、あおる。誰も乗ってこない。他のお客さんから、うるさいとクレームが。店長は歌を早める。にもかかわらず兄さんは、最後のトゥーユーを粘る。トゥ〜〜〜、と言ってる間に、店長は他のお客さんに謝りにいく。そして、店に張ってある誕生日の貼り紙をはがして回りだした。

何だか皆さん、余計なこと言って、すいませんでした。

桃之助兄さん、記憶に残る誕生日ありがとうございました。

ブログにお祝いメールを送って頂いた方、ありがとうございました。

色々あった一日でした。